若い内に転職する際、まだ人生の先が長いことを考慮して、将来性の高い職種や業界を選んで転職することが大切です。
そんな中、介護業界は魅力が大きく、将来性については十分に期待できます。
ただ、介護業界に就いたとしても、リーダーとして現場を牽引したいと考えているのであれば、しっかりと能力の高さを示せなければなりません。
その方法としてまず考えられるのが資格です。
介護業界では特に資格の有無が重視されています。介護資格の第一関門である、「介護職員初任者研修」を所持していなければ、利用者さんの体に触れる身体介護すらできないため、施設で働く場合には取得することが必須となっています。
その次の段階である「介護職員実務者研修」を乗り越えるには、学習能力の高さが求められますが、まだ若くて記憶力もあるうちであればそう難しくはないでしょう。
介護職員実務者研修に併せて、3年間の実務経験を積んでいれば、介護の唯一の国家資格である「介護福祉士」の受験資格を得られます。
介護福祉士は介護現場におけるリーダーとして認められるために重要な資格ですが、20代の半ばまでに転職してコツコツと取り組んでいけば30代に差し掛かる前あたりには取得できるでしょう。
また、それを生かしてさらに上を目指していくことも可能で、ケアマネージャーや認定介護福祉士といったさらなる上級資格に挑戦してキャリアアップしていくことも可能です。
高齢化の影響によって介護の需要は高まる一方です。それと同時に、介護ケアの高度な対応ができる人材が常に求められています。若いうちにスキルアップをして現場でリーダーを経験していれば、これから先、人材としてかなり重宝されるはずです。